初日編も前半と後半に分かれる事態になってしまったので初日の後編です。
- 徒歩で正規の船着場へ
- チャオプラヤエクスプレス
- ワットポーでは無くワットアルンに辿り着く
- ボートでも軽く騙された?!
- 怪しい日本人バックパッカーに遭遇
- ブルーホエールマハラートで青いラテを飲む
- ワットポーで涅槃仏を見る
- 観る為ではなく帰る為に渡し船でワットアルンに行く
- ボートの謎がRPGのイベント発生のように解ける
- めちゃくちゃ良いタクシー運転手さんに当たる
- ランチにマッサマンカレーを食べる
- チェックインして昼寝
- ソンブーンでプーパッポンカレーを食べる
- スカイバーで撃沈する
- ホテルに帰って就寝
徒歩で正規の船着場へ
前半戦のラストでタクシーにちょろっと騙されてますが続きです。会計だけは明朗だったメータータクシーに連れてこられた場所はニセの船着場だった。本当の船着場に行きたいところですがこの場所は袋小路で車がいっぱいでタクシーも使いにくい。何より完全にタクシー不信となっている状態。近くにたくさん待機してるトゥクトゥクも怪しい。ぼったくりボートとぼったくりトゥクトゥクの2段構えでお金を巻き上げようとしてるでしょ!……って事で徒歩で移動する。
徒歩でも大丈夫なはず!隣の停留所*1だしね!
ニセ船着場から公式の船着場へのルートです。ストリートビューでしばらく眺めちゃったけど蘇る悔しさ…!
なんとか到着。Googleマップすごい。信じられるのはお前だけ状態。
これは自分で撮ったのに、何の写真か思い出せてなかった写真です。でも思い出しました。ニセ船着場から公式船着場への徒歩移動中に撮った写真でした。
こっちがストリートビューです。完全に一致ってやつですね。
チャオプラヤエクスプレス
汗をかきながら徒歩で移動して本来の船着場に到着しました。間違いなく予定していた船着き場なはずなのに14バーツではなく100バーツとか書いてある。またかよー、と思っていたがどうも同じ船着場に複数のボート業者がいるようだ。
ホンモノと思しきチケット売り場に行く。ホンモノが会議室テーブルみたいな急ごしらえな売り場でニセモノはちゃんとした小屋になってる。逆でしょがあああ!と思ったけどこれ売上差がモロに出てるって事か。もっかい言うけど「こういう商売やめた方がいいよ?」ホントに。せめてボートが豪華とか速いとか価格の違いを内容に反映させる努力をさあ!そういや2,000バーツと言われたボートはボロかった。
乗り場はすごい行列と言うか混雑。ボート自体はまもなく来た。大勢待ってたけどボートもそれなりに大きいので全員乗れて積み残しは無かった。
乗れた。はー、疲れた。久々の海外でテンション上がってるからまだしも睡眠時間足りてないんだからタイはもうちょっと旅行者に優しくなってほしい。まだまだ物価差を利用して金で解決するのが正なのかね。
チケット売り場の様子などは以下が写真入りでわかりやすいです。
amazing-trip.xyz
ワットポーでは無くワットアルンに辿り着く
景色を眺めながら風に吹かれていると事前に見ていた予定ルートには無かったワットアルンに停船したので混乱する。
ワットアルンはワットポーの対岸にあるお寺で行きたかったら「ワットポーから渡し船で川を渡る」というのが事前情報だった。「次に停まるのがワットポーのあるターティエン船着場なのか?」と乗り続けたらターティエンではなくその次のターチャン船着場に停まった。「これは行きすぎだ」って事で降りてみた。が、何が起きたのかわからない。
ボートでも軽く騙された?!
タクシーでやられた直後なので「ボートでもやられたか!」って疑心暗鬼。チケット売り場で「ワットポーはこれだよ」って指さし説明された料金は14バーツじゃなくて20バーツだったし!
後でやられてなかった事が判明しますがこの時は本当に「ボートでもやられたー」って思ってました。
怪しい日本人バックパッカーに遭遇
ワットアルンは対岸だけどターチャン船着場はワットポーのあるターティエン船着場と同じ側なので徒歩で移動する事にする。
それなりに距離はあったけどGoogleマップでワットポー付近まで来て一安心。と、思ったところで二十歳ぐらいのバックパッカーに「日本人ですか?」と声をかけられる。聞けば「スマホをスリにやられて時間がわからない」と言う。ケツポッケに入れていたiPhoneを取り出し時間を教えてあげる。以下やりとり。
「お金も半分取られて…」
「半分?どういうこと?」
「お金を2つに分散していてそのうち1つをスリにやられたみたいで…」
「なるほど」
「ワットポーはどこですか」
「あの辺だと思う」
「この後ベトナムに行くんですけどこんな目に遭ってもう…」
「そりゃたいへんだ。ワットポーはあそこだね。じゃおれらアッチ行くんで」
さんざん振り回されてるから超塩対応だぜ。時間教えた後すぐに胸ポッケにiPhoneしまったもんね。はい、バックパッカーの日本人青年を寸借詐欺扱いしました。
寸借詐欺ぽい若者に話しかけられた場所
バンコク都における邦人詐欺被害の多発
もしかしたら本当に困っていただけの青年かもしれんけどタイミングが悪かったので諦めて。iPhoneを胸ポッケにしまった時に「ウッ…」って顔してたから寸借詐欺ぽいけどね。
実は渡航前に在タイ日本大使館からのお知らせでこんな情報を読んでいました。
最近、バンコク都内、特にスクンビット通り沿い、シーロム地区、サートーン地区において、邦人の方が現金をだまし取られる事案が多く報告されています。以下のケースを参照の上、被害に遭わないようご注意ください。
- ケース1
台湾人(香港人、シンガポール人、韓国人などと称するときもあります)を自称し、「リンジョー」、「ユージン」、「ウェイリン」などと名乗る女性が、「パタヤからバンコクに移動するバスの車内で、旅券や財布など全財産を盗まれた。無一文となり、今夜泊まる予定のホテルにもチェックインできないので、お金を貸してほしい」などと言って近づき、同情を引くように仕向け、現金をだまし取るもの。
- ケース2
自称シンガポール人で航空会社のパイロットを名乗る男性が、偽の名刺を手交して信用させた上で、キャッシングができず困っている、シンガポールの友人からあなたの口座に送金させるので立て替えてほしいなどと言って近づき、現金をだまし取るもの。
大使館からのお知らせ : 在タイ日本国大使館ウェブサイト
場所も人相も国籍も違いますが自分はそもそも「無一文になった」という救済要請に対して「警察(大使館)行け」としか思わないんで特に罪悪感も抱かず常に塩対応で行きたいと思います。今ちょっと見たらケース1の女性詐欺師は捕まったみたいですね。ニューハーフだったとか。
ブルーホエールマハラートで青いラテを飲む
ワットポーにすぐ行かなかったのは詐欺師除けの意図もありますが近くのカフェに行く予定が本当にあったからです。ガイドブックで見てひとめぼれした飲み物がこちらです。
おっさん2人で飲むものにしては女子力が高すぎる。疲れからか青塗りのドリンクを頼んでしまう……と示談の内容が怖いですね。120バーツで済みました。
入口で頼んでから座る先払い方式です。メニューに写真があるので指さし注文で大丈夫。2階に行きましたが当然のように他のお客さん全員女子でした。それでもしっかり休んだし飲み干したので後から日本人女子2人組が入って来たタイミングで「恥ずかしさの限界だ!」って感じでそそくさと退散しました。
ワットポーで涅槃仏を見る
涼しいところで休めたのでワットポーに向かいます。入場料は100バーツ。ペットボトルの水が貰える券が付いてきます。チケット売り場の反対側で水を配っていたので一応もらいました。
外からでも部分的なら涅槃仏が見えますがほんの一部です。長さ46メートルの涅槃仏は頭側に入口があります。
数字で見るより大きく感じました。足側で写真を撮る時は人が多かったので高い位置から撮ろうとして出口のような場所で敷居を踏んでしまい、警備の女性に怒られました。タイでは僧侶に女性が触れる事は御法度だったり色々なルールがあるのでガイドブックなどを確認しておくと良いです。
ワットポーでは他にも見るものがありますが我々の目的は涅槃仏だけだったし何より暑いので予定通り移動する事に。
観る為ではなく帰る為に渡し船でワットアルンに行く
ボートのルールもよくわかってないですがタクシー不審なのでボートで帰ります。ワットポー側にもターティエンと思しき船着場はありましたがやはりチャオプラヤエクスプレスは無い模様。ガイドブックの情報が古い可能性も考慮して1年以内の情報しかググってなかったんだけどなあ。
友人が「行きにワットアルンを通ったのだから帰りもワットアルンからなら帰れるのでは?」と言うので対岸へと渡る事にする。ワットポーからワットアルンへの渡し舟は4バーツと記憶していたが5バーツだった。
ボートの謎がRPGのイベント発生のように解ける
ワットアルンはそれほど興味が無かったのですぐに帰りのボートを探す。船着き場に行くがチケット売り場が無い。いやあるにはあるんだけど行きと同様、100バーツのボートしか無い。
これは一体どういう事なんだろう?帰れないのか?と話していたがここでまた友人が「今回乗って来たボートはゴールドフラッグ。チケット売り場も路線図も無いけどゴールドの看板はあそこにある。そしてWaitって書いてあるからあそこで待てば良いのでは?」と言う。時間になれば船は来るだろうし待つ事に。
「そう言えば船に乗ってからでもチケットって買えなかったっけ?」
「あ、確かにバスみたく乗ってから切符買ってる写真載ってたね」
「おみくじの入れ物みたいな銀のやつ持ったおばさんが船内歩いてる写真あったね」
なんて会話してたら!まさにそのチケット売りおばさんが目の前に現れた!何これどういうこと?
RPGでどこを探しても見つからなかった町民が何かの実績解除で突然現れるアレ?
「サトーン」と言うと20バーツだと言われる。行きの料金と同じだ。
めちゃくちゃ良いタクシー運転手さんに当たる
無事に元のサトーン船着場に帰って来れました。次はランチの予定ですがまたも難関が。タクシー移動です。
1人目はGoogleマップで店の場所を示してもわからないと断られました。2人目もわからない様子でしたが「何とかするよ」って感じで乗せてくれました。まだ不安でしたがメータータクシーなので第一関門突破。
でも店の場所はわからないようで「Phone Number?」と聞かれます。電話番号をスマホで表示したけど老眼のようで見えない。友人がメモに書き写したら運転しながら電話し始めました。店の場所がわかったようで一安心。Googleマップで確認していましたが順調に店が近づいてきます。これはもしや。
店の近くの大通りに停めてもらえれば御の字だったんですが細い路地に入り店の目の前まで連れて来てくれました。この時の感動は忘れられません。タイで初めてまともなタクシー運転手さんに当たった!47バーツに対して100バーツを出したんですが50バーツのお釣りを出そうとします。面倒だろうにわざわざお店に電話してまで店の前まで連れて来てくれたのにまさかの正規料金!慌てて「お釣りは20バーツでいいです!」と遮って80バーツを支払うほど嬉しかったです。
今にして思えば100バーツで良かった。何だよ80バーツって。あ、思い出した。チップで20バーツ札を多用するのに持ってなかったから1枚欲しかったんだ。いやー、それにしても良い運転手さんだった。本当にありがたい。
ランチにマッサマンカレーを食べる
マッサマンカレーは日本で初めて食べた時にドハマリしました。日本ではいくつかの店で食べましたが未だにどれが正解なのかわからない。それほど店によって様々です。この日はKRUA AROY AROYというお店に来ました。一応店の中だけど入口は全開放だし屋台の延長線のような小さなお店。
自分好みで美味しかった。来てよかった。
友人はそもそも日本のカレーしか知らないので東南アジアのスパイシーなカレーが不慣れだったようでしかもライスを頼まなかったので辛くてお残し。ライスなしじゃ自分も辛かったけど2人とも辛いの不得意だから。マッサマンカレーは100バーツ、ライスが10バーツでコーラが20バーツだったかな。
チェックインして昼寝
ホテルから近いところでランチしたので徒歩移動。既に13時過ぎだったのでチェックイン可能でした。
この後は初日という事で夕食まで予定を入れてなかったけど正解だった。シャワーを浴びて昼寝しました。
ソンブーンでプーパッポンカレーを食べる
現地友人も仕事が終わってこっちに向かってるという連絡を受けて自分たちもソンブーンというお店に向かいます。こちらも徒歩圏内。ソンブーンの並びにソンブーンぽいお店が数軒並んでて何度か間違えて入ってしまった。店構えはともかくロゴまで似せてるのとかやり過ぎで笑ってしまう。結果、現地友人のが先に着いてしまっていた。
改めて再開を祝して乾杯。注文は全てタイ語で。今日1日ずっと言葉の壁に翻弄されていたのが嘘のようにめちゃくちゃスムーズ。すごくありがたい。
プーパッポンカレーが目当てだったのですがチャーハンも空芯菜もどれも美味しかった。
スカイバーで撃沈する
夕飯を食べ終わったので次なる目的のスカイバーに向かいます。ここはハングオーバー2のロケ地です。
エレベーターホールからチャイナドレスを着た女性スタッフが複数名いてお金がかかってる感じです。エレベーターで64階に昇ります。建物内部は見た事が無かったのでピンと来ませんでしたが外に出る大きなドアを開けてもらった時にビューっと顔に風が当たってものすごい夜景が目に入って来ました。めちゃくちゃテンション上がった。
すぐに脇の席に通されましたがそこはシャンパン席。渡されたメニューは28,000とか32,000とかの数字が並んでいました。バーツでこの数字だと98,000円とか112,000円とかだよ!
「ハングオーバーカクテルあるでしょ!それ飲めるとこ!」って言ってもらったけど例の階段を降りるのではなく別の場所に連れていかれました。こじんまりしたバルコニーにソファがいくつか置いてあって何人か客がくつろいでます。さらにカクテルは1,000バーツだと言う。事前情報(700バーツ)よりたけえ…。値上がりしたのか見くびられて吹っ掛けられたのか…。
行きたがったのは自分だけなので3人分オゴっても良かったんだけどテンション下がっちゃったし、現地友人が「観光価格でもこれは無いわ…」と言うので何もせず降りて来ました。「1杯で済むわけないのに…」って言ったのが決め手でした。3杯ずつオゴったら1,000×3杯×3人で9,000バーツです。31,500円はオゴれないわ!あ、でもシャンパン席より安いね★
ハングオーバーは好きだけどここでお金を使っても出演者とかスタッフにお金が入るわけじゃないからなあ。3部作セットのブルーレイは持ってるし。
席や料金については以下の記事が詳しいです。でも若干変わってる気もする。
ninja-woman.com
ホテルに帰って就寝
スカイバーからも徒歩12分ぐらいだけど車で送ってもらいました。飲んでも車で帰れる運転手さん付きの生活すごい。明日はアユタヤ観光で来るまで迎えに来てくれる予定です。
このプルマン バンコク ホテル Gというホテルはスカイバー、クルアアロイアロイ、ソンブーンが徒歩圏内で便利なのでこれらに行きたい方にはおススメです。
部屋からワットアルンの夜景が観られるの何気にすごい。プルマン バンコク ホテル ジー (エグゼクティブルーム (朝食付き/ラウンジ利用可))です。
*1:連れて来られた時に騙されたと思いたくなくて無理やりした解釈なので実際は隣じゃありません