初日編の前に出発編が出来てしまうほど長くなって来てるわけですが初日編も前半と後半に分かれる事態になってしまいました…。
- スワンナプーム国際空港
- タイのトイレ事情・空港
- 現地に住む友人と合流
- 円からバーツへの両替
- 電車でホテルまで
- アーリーチェックイン惜しくもならず
- メーターなしタクシーはプチぼったくり
- 明朗会計と思っていたメータータクシーにやられる
- ぼったくりボート乗り場
- なんで2回言うねんの謎・分析
スワンナプーム国際空港
旅客ターミナルビルの総床面積は563,000 mを誇り、単一の空港ターミナルビルとしては世界一の広さで成田空港の3倍。高さ132.2mの管制塔は世界一の高さ、だそうです。機内から見ても確かにデカい。
ファストトラックパスで並ぶ事もなくするっと入国。
タイのトイレ事情・空港
待合せ場所へと向かう前にトイレで夏服に着替え。タイは日本と比べるとトイレ事情に難のある国だと事前に調べていたけどこの時点で早くも「国際空港のトイレで日本のショッピングモールのトイレよりちょっと下か…」と不安になりました。
ちなみに現在(2019年03月)「スワンナプーム国際空港 トイレ」で画像検索すると割ときれいなトイレが表示されます。
bangkok.keizai.biz
こんなきれいじゃなかった気がするなあ。検索でヒットするのは2013年に改修した時の写真が多いので6年経った今は違うのかそれとも単にたまたまハズレを引いてしまったのか。自分たちが着替えたのは以下のトイレです。
着替えに使えないほど汚いとは思いませんが羽田のトイレレベルを求めるなら他のトイレを探すしか無さそうです。
現地に住む友人と合流
着替え終わって待合せ場所に行く前に手荷物とスーツケース内を整理してたら出迎えに来てくれていた現地友人に発見される。あっさり過ぎ。
再開を喜びながら運転手さんの車まで一緒に行きました。が、この日は平日で現地友人は仕事なので車には乗らずおみやげだけ先に渡して一旦お別れです。冷蔵品があったのでおみやげだけを先に受け渡す約束をしていました。平日なのに早朝から呼び出して申し訳ない。
円からバーツへの両替
電車移動なので空港地下にある駅に向かいつつ両替所を探す。
空港の両替所ではなく空港「駅」の両替所
友人はそこで両替。この日は1万円が2,830バーツになりました。
ATMで海外キャッシング
自分は海外キャッシングにチャレンジしました。見た目がATMでも使えなかったりする*1ので予め調べてから挑戦した方が良いです。自分は以下の情報を参考にしてソラチカカード(JCB)で海外キャッシングしてみました。
端数設定は無いので3,000バーツをキャッシングします。最大は確か10,000バーツ。10,000バーツ以上でも再度引き出せば1日の上限までは引き出せるはず。
手数料
海外ATM手数料は220バーツと表示されますが「ATMにATMPOOLマークが付いている」かつ「JCBカードを使用」であれば無料なはず → 無料でした。
返済方法と利子
ちなみに返済は振込のみです。振込先金融機関は三菱UFJでした。口座を持っていればネットからでも振り込み手数料は無料で良かったです。帰国してから返済したので3~4日分の利子を取られましたが35円でした。
1万円をタイバーツに両替した時の比較表
(2019年03月時点のレート)
空港「駅」の両替所 | 2,830バーツ | 1バーツ:3.5336円 | |
街の両替所*2 | 2,840バーツ | 1バーツ:3.5212円 | |
海外キャッシング | 2,814バーツ | 1バーツ:3.5535円(利子含む) | 16~26バーツ少ない |
両替所より海外キャッシングの方が貰えるバーツは少なかったので両替所の勝ちです。この後にもう一度友人は1万円を都心部(チットロム周辺)で両替しましたがその時はさらに良くなって1万円=2,840バーツ。まとめると
- 手間やリスクをかけてまで海外キャッシングで両替するメリットは無い
- 街の両替所の方が確かにお得だが誤差の範囲なので空港「駅」の両替所で両替してよい*3
という事になるようです。16+26で42バーツほど損した形ですが1万円につき50~100円なので誤差の範囲。5万円だと500円で大きくなりますがタイで5万円分の両替をする事は稀です。毎回損するわけではなく両替所よりお得なケースは確実にあるとは思いますが得をする金額も誤差の範囲に留まりそうです。
電車でホテルまで
ホテルに荷物を預けてから観光したいのでホテルに向かいます。空港から都心部まではタクシーでも400バーツ(1,400円)程度らしいですが電車に乗ってみたかったので。
ホテルの最寄駅はサラデーン駅ですがそこからでもちょっと歩く上に同じBTSでも路線が別になって2回乗換となるので手前のサイアム駅で降りてタクシーを使う作戦にしました。
スワンナプーム駅からパヤータイ駅へ
エアポートレールリンク(ARL)で移動します。45バーツ。券売機の使い方は
- 路線図で目的駅を探して料金を確認(この場合45バーツ)
- お金を先に入れて45というボタンを押す
だけです。日本だとボタンに駅名と料金が表示されますがこちらは料金表記のみ。窓口なら目的駅の名前を告げるだけで通じるので途中から面倒になって全て窓口で現金購入していました。
切符はプラ製のコインといった感じ。コイン型なのにタッチで入場するのは違和感ですが出場は投入です。早朝なので通勤ラッシュに遭遇しましたが山手線のように押し込んで来るほどではなく積み残し多数で発車するのが印象的でした。
パヤータイ駅からサイアム駅へ
パヤータイ駅でバンコクスカイトレイン(BTS)に乗り換え。BTSは2種類あってこちらはスクンビット線です。23バーツ。
ちなみにラビットカードは買いませんでした。日本で言うSuicaやPASMOみたいなカードです。Suica感覚だとBTSでラビットカードを買ったら全ての路線に乗れるイメージですよね?こっちは違います。バンコクで電車は3種類ありますがラビットカードではARLやMRTに乗れません。なので短期間の観光なら必要ないと思います。
サイアム駅からホテルへ(タクシー・失敗)
ここまで順調でしたがここで躓きました。タクシーが捕まらない。都内ではタクシーなんてすぐ捕まりますがサイアムではそうは行かなかった。まず駅周辺道路が2車線の割に交通量が多くタクシーを拾うのに不向きな感じ。ただ、これはあくまで日本の感覚でタイだと2車線のうち1車線をタクシーが塞いでても許容範囲っぽい。
トゥクトゥクは数多くいるけど「値段が高い割に窓が無いしエアコン無いしなー」と敬遠してしまった。この時は出来るだけ汗をかきたくなかったから敬遠したけど既に汗はかいていたので関係なかった。むしろタクシー待ちしてるだけで汗をかく。重度の暑がりで「エアコン無い車はイヤ!」って人でも、よほどのボッタクリ価格でない限りトゥクトゥク移動も候補に入れて良いなと思いました。
値段交渉が面倒で「4人でxxxバーツ」と言っていても到着してから「1人xxxバーツ(同額、つまり4倍」だって揉める事もあるみたいですが…。
休憩で入ったTRUE COFFEは快適
友人がトイレと言うので休憩する店を探す。近くにあったキレイなトイレがありそうなTRUE COFFEEというカフェに入る。
1杯100バーツと現地にしては高いお店だがその分すいてるしトイレはキレイだし涼しいしで良かったです。ここでタクシーは諦めて電車と徒歩に変更です。
サイアム駅からサラデーン駅へ
カフェを出てから再びちょっとだけタクシー物色したけどやっぱりダメだったので電車で移動。今度のBTSはシーロム線です。23バーツ。
2駅なのであっさり到着。ホテルまで徒歩。ちょっと距離はあって汗はかいたけど既にさんざん汗をかいている状況では大したことない距離でした。交通費は合計で91バーツ(320円程度)でした。最初からこれで良かったと言えば良かったんだけどタクシー必須なケースがこの後もちょいちょいあるので序盤で試したかった。
アーリーチェックイン惜しくもならず
タイ旅行は早朝到着なので初日はアーリーチェックイン出来るかどうかがポイントで少なからず期待してしまいます。そんな中、1階フロントであっさりアーリーチェックインと言われたので喜びつつエグゼクティブフロアまで上がりました。日本語スタッフはおらず簡単な英語で説明してくれたけど結果から言うと「12時からならOK*4」という事でした。さらに
「部屋を掃除するから12時にまた来て」
に対して
「12時?その頃には出かけてるから掃除していいよ!」
みたいなズレた返事をしてしまう。スタッフ苦笑い。
結局スタッフがスマホに英文を打ち込み日本語表示してくれてようやく理解。このGさんという女性スタッフは日本語こそ話せないけど終始笑顔で懇切丁寧に説明してくれてとてもありがたかった。
メーターなしタクシーはプチぼったくり
荷物は「部屋に置いとくね!」との事だったので安心して予定通り観光へ。ホテル周辺は多くもなく少なくもない交通量でこれなら、とタクシーを呼び止める。メータータクシー*5を止めたつもりだったが手前のメーターなしタクシー*6がうるさいので行き先を示すとOKと言うので発車。いくらなの?って聞くと200バーツだと言う。
50バーツなはず*7なので4倍の提示です。日本円で700円なので大した額じゃないけどやり方がどうにも気に食わない。高いって言ったら100バーツにすると言う。2人で350円なら都バスより安いんだけどこの言われたらすぐ値下げ方式も気にくわない。100バーツも拒否したら首を振って降ろされた。
明朗会計と思っていたメータータクシーにやられる
改めてメータータクシーを捕まえる。行き先を示すとOKと言われた後に「ボート乗ってワットポーに行くんだろ?」みたいな事を2度聞かれる。なんで2回言うねん。この2回確認、後で判明するがおそらく意味があった。
念の為にGoogleマップを見ていたがちゃんと目的地に向かっているようだ。袋小路の突き当りみたいな場所で「ボート」って言われたので到着らしい。メーターは50バーツ未満だったのでチップ含みで50バーツ払う。「タクシーでも正規料金で目的地に行けた!」とこの時は思っておりました…。
ぼったくりボート乗り場
ストリートビューであっさり見つかりました。まさにこの場所です。
降りてから気づいたが船着き場の名前が違う…。途中まで見ていたGoogleマップを再度開くと位置もズレてる…。ま、まあボートと言っても水上バスみたいなもんだから!次の停留所か?そういう事か?そうだよな!と船着き場に入る。おっちゃんが日本語で呼びかけて来る。この状況での日本語は嫌な予感しかしない…。
「ワットポーは2,000バーツ」
マジか。やられたわ…。タクシー正規料金でぼったくりボート乗り場に連れて来られたよ!ホントこの国は手を替え品を替え小銭を奪おうとするなあ…。外国人の自分が言うのも何ですが早々に改めた方が良いと思うよそのスタンス…。
断ったら「1人じゃない。2人で2,000バーツ」と言う。だから高くないよと言わんばかりの笑顔。いやあの我々が乗ろうとしてるボート、1人14バーツなんで…。1人1,000バーツ(3,500円程度)でもありえない高さだけど71倍の料金だよ。71倍って言ったら都バスに15,000円払って乗る感じだよ!
なんで2回言うねんの謎・分析
あっ、あのタクシーの運転手もしや
「要はボートでワットポー行ければ良いんだよな?高くても!」
って感じで2回聞いてきたのか?!そうっぽいな!そういう細かいニュアンスまで受け取れない英語力の拙さが憎い…。
というか「詐欺じゃないもん!ボクはちゃんと説明したもん!」って事なんだろうけど短期的には良くても長い目で見たら不利で外貨獲得も自国の経済発展の重要な要素と捉えるならこんな商法やめた方が良いと思うなあ。タイ旅行自体が中止になったら一番大きい飛行機代と宿泊費が国内に落ちてこないんだから。
非常に長くなったので後編に続きます。