(最終更新日:2021/11/30)
※注意:画像は全て2018年当時のものです。違いがわかるように残します。東京海上日動火災が高くなってますねえ…それだけ保険会社の支払いが増えてるんでしょうか…
はい、今日は自転車保険の話。前半は普通におススメ自転車保険の選び方で、タイトル部分については最後に書いています。
自転車事故の個人賠償額が高額
話題になった頃の金額よりだいぶ下がりましたけどそれでも4年前の2014年で4,000万円台です。郊外ならそれなりの家が買えちゃうほどの大金。
自転車保険加入義務化が始まっている
すでに義務化したのは滋賀、大阪、鹿児島など6府県。推奨まで含めると、条例で呼びかける自治体は東京など14都府県に上る。
埼玉県内で自転車走行、損害保険を義務化 4月から:朝日新聞デジタル
自治体によっては自転車保険加入が義務化となっていました。今のところ罰則は無いみたいだけど裁判も判決がどうなっていくか読めないので自転車保険を検討する。
(追記:2021/11/30)
2020年から東京都も義務化となりました。60%って少ないような?
都の自転車保険義務化から1年。加入率は60.4%に - Impress Watch
(追記:2021/11/30ここまで)
必要な補償だけに絞る
個人賠償額が高額なケースが増えて来たので自転車保険に加入するわけで入院や通院の補償は生命保険や貯蓄でまかなえば良い。なので個人賠償責任と示談交渉サービスが付いている保険に絞ります。そうすると加入すべき自転車保険は以下。
本人のみが加入したい場合
ネットでeジョー「eサイクル保険」価格.com保険専用プラン
(追記:2019/04/06)
去年から年間470円値上がりしてるので訂正しました。
(追記:2019/04/06ここまで)
(追記:2021/11/30)
2018年と比べて年間910円値上がりしてるので訂正しました。
(追記:2021/11/30ここまで)
東京海上日動火災保険株式会社の自転車保険ですが上記リンクから申し込むと月260円(年2,940円)で個人賠償責任は無制限、示談交渉サービスが付いてくる。検索や他のサイトから申し込むと同じeサイクル保険でも月額や補償内容が異なるので注意。必ず価格.comから申込みましょう。
家族全員で加入すると月720円(年8,640円)に跳ね上がるので家族向けであれば他の保険にしましょう。
サイクル安心保険
全日本交通安全協会が手掛けている自転車保険。自治体が推奨しやすいのか名前がよく上がる。
本人タイプは年1,670円(月140円)で最安値。個人賠償責任は1億円、示談交渉サービス付き。
こちらも家族タイプは年4,370円(月365円)に跳ね上がるので家族向けであれば以下がおススメです。
家族全員加入したい場合
サイクルパートナー
あさひ自転車とau損保のコラボ自転車保険。月240円(年2,700円)で個人賠償責任は2億円、示談交渉サービスが付いてくる上にわずかながら死亡保障や入院保障も出ます。しかも家族全員*1が対象です。
年払いなら月209円(年2,500円)です。めっちゃお手頃価格。
本人タイプは月170円(年1,920円)で年一括払いなら上記のeサイクル保険より安いので安さ重視なら違いを踏まえた上で加入すれば良いけどまあ家族全員分でも年780円しか増えないから家族で入るのがお得だろうね。
自転車保険と高額賠償の矛盾
保険はあくまで保険であって重要なのは安全運転、そして忘れがちなのが自転車のメンテナンス。ブレーキが利かなかった等という言い訳は自動車だったら整備不良で言い訳にならないどころかマイナス材料でしかないという事を家族全員で共有しておきましょう。
加入時の重要事項確認書に「保険金が支払われない場合」という項目があってその中に「本人に重大な過失があった場合」があるんですが序盤で紹介した高額判決って信号無視が多くて重過失だから高額になったぽいのが何だか…。何が言いたいかと言うと
- 信号無視などの重過失では保険金が支払われない
- 信号無視などの重過失が無ければ高額判決にならない
という矛盾した2つが重なり合ってるので保険の意味が薄れるなあと。言い換えると
- 信号無視のような重過失があったら自転車保険に加入してても支払われないので無意味
- 安全運転してたら高額判決にはならないので自転車保険の必要性が薄くなる
って事です。その上、保険って御守りみたいなもんだから辞め時が難しい。まあ自転車通学や自転車通勤があるなら頻度も高いわけだからその期間だけ加入して無くなったら解約するようにします。
*1:被保険者本人または被保険者本人の配偶者と「同居の親族(被保険者本人の6親等内の血族、3親等内の姻族)」および「別居の未婚(婚姻歴がないこと)の子」