増税前に冷蔵庫とエアコンを買おう、なんて話を書いてしまったばっかりに冷蔵庫を買い換えたくなってしまい結局買ってしまいました。なんだかなー、と思いつつ以下に購入記録を。
- 現在の冷蔵庫は365Lの3ドア
- 冷蔵庫の減価償却期間と横幅
- 冷凍スペースの容量が大きい冷蔵庫
- トータル容量が同じなのに冷凍庫が広い理由
- トップユニットのデメリット
- ローウエストラインで出し入れラクラク
- フレンチドアのメリット
- フレンチドアのデメリット
- 600mm幅ラインナップ
現在の冷蔵庫は365Lの3ドア
- 子どもが大きくなってきているので容量を増やしたい
- 冷凍食品の割合は今後増えることはあっても減らないだろう
- でも幅は600mm以内にしておきたい
冷蔵庫の減価償却期間と横幅
冷蔵庫って10年は使うと思うので10年スパンで考えてます。3番目は安易に広げると引越しする時に困りそうなので容量は増やしつつ幅はそのままにしようと思った。引越し予定はないですが引越し先の冷蔵庫スペースが狭い、搬入するにあたって廊下やキッチン入り口が狭い等の影響が考えられます。そんな理由で引越し先の選択肢が狭まってしまうのはイヤだからです。
2番目も重要です。我が家は手抜き料理推奨なので子どもが大きくなって弁当生活が始まると冷凍庫が圧迫される事になります。
冷凍スペースの容量が大きい冷蔵庫
何の気なしにそれだけの条件で探してみたらあっという間に絞れてしまうじゃありませんか!600mm冷凍冷蔵庫で冷凍庫の容量が大きいのはパナソニックだけだったのです。大体8リットルぐらい違います。2リットルのペットボトル4本分のスペースは大きいですよね。
100%全開できる冷凍室・野菜室「ワンダフルオープン」 | トップユニット冷蔵庫
トータル容量が同じなのに冷凍庫が広い理由
劇団ひとり「なんで他のメーカーより広いんですかー?」
池上彰「いい質問ですねえ」
たいていの冷蔵庫はこんな感じの構造。
トップユニットはこの冷却器とコンプレッサーの位置を上下逆にして下段の収納スペースを増やしているって事。なるほど確かに今まで使っていた冷蔵庫は最下部が冷凍庫だったけれど奥行きが冷蔵庫の奥行きよりも薄かった。冷凍庫の奥にコンプレッサーのスペースがあったからなんだな。もちろんコンプレッサーが上部に移動した事で冷蔵室の最上段の奥行きは狭くなっています。ただ最上段は手が届きにくいから奥まであんまり使わないよね、と。
トップユニットのデメリット
土田晃之「コンプレッサーと冷却器を逆にして問題はないんですか?」
池上彰「そこです。みなさん、気になりますよね?」
- 上部が重いので倒れやすい?
東日本大震災である特定のメーカーの冷蔵庫だけが多く倒れた、という話があります。実際に家電売場の担当からも聞きました。しかし検索した限りではそのような調査結果が確認出来ませんでした。
少なくとも素人考えで倒れやすいんじゃないか、というレベルの話は、メーカーでは検討してますよ、ということは分かります。(中略)というわけで、根拠のない噂に過ぎないでしょう。
先日の大地震のとき、ある1つのメーカーの冷蔵庫だけが極端に倒れやすかったという噂を聞いたのですが、どこのメーカーなのかご存知の方、教えていただけますか? - 人力検索はてな
- コンプレッサーが上なのでうるさい?
カタログ上では他のメーカーと大差ありません。しかし以下のような理由でうるさく感じる可能性はありそうです。
大人の耳の高さに近い位置にコンプレッサーがあるからうるさく感じる。
他にも上下逆にする事で冷却効果は落ちないのか?冷却に必要な電力が増えたりしないのか?などがありますがいずれもカタログの温度や消費電力で他メーカーと大差なかったです。
ローウエストラインで出し入れラクラク
これについて他のメーカーを見てないですがこういう部分は毎日の作業だから大事だなと思いました。
使いやすい肘下まで冷蔵室下辺を下げた「ローウエストライン(ウエストライン=冷蔵室下辺)」設計を採用することで、ドア棚のペットボトルの出し入れも、肩や腕の筋肉にかかる負担が軽減(大阪市立大学共同検証)
幅が決まっていてメーカーが決まったらもう決まりみたいなもんですが今度はフレンチドアと片開きドアの選択です。
今まで使っていた冷蔵庫を買った当時もフレンチドアはありましたがフラッグシップモデル限定というか普及価格帯には無かった気がします。現在も価格差はあって同じモデルでもフレンチドアの方が1万円から2万円ほど高いようです。
フレンチドアのメリット
- 省エネ効果が高い
よく言われるみたいですけど疑問です。海外の冷蔵庫や業務用冷蔵庫のように左右で内部も分割されているならまだしもドアだけが分割された状態で顕著な経済効果が期待出来るとは考えにくいです。質問サイトで「え!別に節約なんてしてないのにこんなに!ってぐらい電気代が下がりました」って人を見かけた時点で省エネ効果に関する調査は打ち切りました。節約してない人が冷蔵庫単体の電気代をどうやって確認しているんだコノヤロウ。
- ドアが軽い
これはそうでしょうね。半分ですから。子どもでも開けやすいってのは確かにメリットです。
- 置く場所を問わない
これは疑問です。一枚扉で左右どちらからでも開けるタイプがありますがあれは確かに置く場所を問わないと思います。フレンチドアが観音開きでそれは両開きと呼べばいいのか。ああ、これ左右の事じゃなくて通路スペースの話のようです。一枚扉だと全開にする為には600mm前後のスペースが必要ですがフレンチドアなら確かに半分か半分近くで大丈夫ですね。計算してみたら600mm幅の冷蔵庫だと250mm〜300mmの差が出ます。
フレンチドアのデメリット
- 結局両方開けて挟まれる
鍋ごと冷蔵したりスイカやケーキなど大きいものを仕舞う時は結局両方開けるって事なんですけどそんなに頻度ないから気にしない。どっちの扉に何を入れたかを覚えるようになるまでは今まで意識してなかった部分だし時間がかかると思うけど慣れの問題でしかなさそう。挟まれるのがイヤ!って意見は笑った。それは片開きでもありえるけど片方がドアじゃなければいいのかっていう
- 置き方によっては両方開けるしかない
我が家は右側が壁なのでフレンチドアを選んだ場合、右側のドアは大きく開きません。90度よりは開きますがこうなると結局左側も開ける頻度が多くなるようです。なるほどなあ。
- 収納量が少ない
これは意外でしたけど実際にそうみたいです。特に卵の収納個数が少ないケースが多くて場合によっては3列10個になっているのでこのタイプを選んでしまうと買ってきた10個パックをそのまま入れるってのが出来なくなって面倒かも。
- 半開きになりやすい
そういう事もありそう。2枚になるわけだし軽いというメリットが逆に作用する良い例ですね。でもまあメーカーや機種によってはというレベルかな。
- チルド室を使う時は結局両方開ける
え、そうなの?左右で幅が違うからその辺りはケアされてるものだと思ってた。
- 600mm幅にフレンチドアは不向き
これが決め手になりました。チルド室の話とも繋がりますが大容量タイプじゃないとフレンチドアのメリットを十分に活かせないようです。納得。
600mm幅ラインナップ
型番 | 最安値 | 年間電気代 | 10年間電気代 | 本体価格込み10年費用 | 差額 | |
1 | NR-F436T | 125,000円 | 5,520円 | 55,200円 | 180,200円 | -20,500円 |
2 | NR-E436T | 119,711円 | 5,290円 | 52,900円 | 172,611円 | -28,089円 |
3 | NR-E436TE | 157,000円 | 4,370円 | 43,700円 | 200,700円 | 0 |
4 | NR-ETR436 | 99,970円 | 6,440円 | 64,400円 | 164,370円 | -36,330円 |
価格.com最安値なのでまあ参考程度に。こうして見るとフレンチドアでも6,000円しか差が無いので欲しかったら買っちゃうレベル。だけど前述の理由により片開きをチョイス。びっくりしたのが年間電気代もフレンチドアの方が高いってとこ。ぜんぜん省エネじゃないじゃんかー。1番が脱落。3番はステンレスドア。末尾がTからTEに変わると見た目がかっこよくなって省エネ効果も高いそうだけど4万近い価格差を10年で取り戻せるほどではない。10年で1万も違わないのに見た目だけに4万かけるほどセレブじゃないです・・・。3番も脱落。1番は価格が高いけど電気代が安い、4番は逆に価格が安くて電気代が高い。ああもう10年間トータルコストを表に足そう。ほらわかりやすい。10年で見るなら4番が一番お得なんだあ。
あくまで10年なので損益分岐点も見ておく。2番と4番の価格差は2万円弱、電気代差は月1,150円なので18ヶ月で逆転する。1年と6ヶ月なので12年以上使うなら2番って事だよね。あとは電気代の動向。現状から推測すると値下げ方向に傾く事は今後10年でほぼ無いだろうから2番だなあ。はい決まり。って感じで気がついたらポチってました・・・。
![]() Panasonic 426L NR-E436T |